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2011-10-09

セカンドライフショートムービー「ぼくのおとうさん〜Dear My Father〜」審査員特別賞受賞!! @吉祥寺アニメーション映画祭。

以前にエントリーさせていた「吉祥寺アニメーション映画祭」事務局から、
おととい(10/7)メールが入った。

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吉祥寺アニメーション映画祭 ノミネート者
長濱 英高様

吉祥寺アニメーション映画祭 事務局からのご連絡です。

この度は、第7回 吉祥寺アニメーション映画祭にご応募いただきまして、ありがとうございます。

ご応募いただきました『ぼくのおとうさん』がノミネートされました。


今後は、最終選考(受賞者発表までに決定)が行われ、受賞者が決定いたします。

受賞者の方には、映画祭 表彰式にて、授与式にご出席いただきたく存じます。

つきましては、お忙しいところ大変恐縮ではございますが、出欠のご返答いただけると助かります。

なお、選考に時間がかかり、ご連絡が遅くなりまして誠に申し訳ございません。

<吉祥寺アニメーション映画祭 開催のご案内>
 開催場所 :武蔵野商工会議所 4階 市民会議室
         (住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-10-7) 
        
 開催時間 :午後3時~ 
       *表彰者発表及び授与式は15時からのノミネート作品上映会後となります。

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とのこと。

んっ!?

あれれ……。

今日は7日だよな…… え。明日っ!?

ふんがぁーーーー!!

そうなのだ。

連絡は突然来た。

実は、連絡が来た時点で勘違いして
「明後日か…」と思っていて、あとで気づいて慌てたのは内緒w

せっかくの機会なので行かないなんて選択肢はなく、
ハイ、行ってきましたとも。

さて、ここで「吉祥寺アニメーション映画祭」のことを少々説明させていただきたい。

そもそも「吉祥寺」という土地柄は、アニメスタジオがたくさんあったりして、
アニメーションとは縁の深い土地柄なのである。
いわば「日本アニメーションの聖地」と言っても過言ではない場所。
「日本アニメーションの聖地」ということは、
「世界のアニメーションの中心」と言ってもいいんじゃない?

それが吉祥寺。

そういう土地柄の特性を生かした町おこしを出来ないかと地元商工会によって企画されたのが、
「吉祥寺アニメワンダーランド」というイベントである。

その一環に「吉祥寺アニメーション映画祭」はある。

大きな映画祭が数多ある中、
この小さな映画祭に「ぼくのおとうさん」をエントリーさせたのは、
そんな聖地で何かの賞がもらえたら嬉しいなぁ……といったちょっとした気持ちからだった。

まぁ、アレだな。賞を貰おうと考えているあたりボクもおこがましいっていうかあつかましいねwww

さてさて、そんな映画祭に正式ノミネートされたとの連絡。
ノミネート作品は12作品あるという。

嬉しい反面、「なんで選ばれたんだろう?」という気持ちもわき上がってくる。
ノミネートされた他の作品を見ると、長くても10分前後。
その中で一番手に紹介されていた「ぼくのおとうさん」は異例とも言える25分という尺。

ま、いっかw
ムツカしいことは考えずに映画祭を楽しもう!

のこのこと吉祥寺に出掛けた。

確か開場時間は14:30とあったから、その時間に会場に着くと……
誰ひとりいない!
しかもまだ上映や表彰式の段取りを行っているではないか!

うげっ、一番乗りだ。。。。

なんか気合い充分みたいで恥ずかしい。。。

今更他に行くのも面倒くさいので、スタッフ以外誰もいない会場の一番隅っこに座らせてもらうのだった。

1

2


15:00ちょいと前になって会場には、ぞろ観客、ノミネート者が入って来た。
どうやらボクだけが早とちりして勝手に会場入りしてらしい。。。(大汗)

だけど勝手に会場入りさせてくれるあたり、いい意味でずいぶんラフな映画祭だなぁという印象を持った。
もちろん、会場入りの際はちゃんと名前を言いましたよっ!

もとい。

司会者の方の進行のもと、上映が始まった。

「ぼくのおとうさん」は一番手だった。

むーーー……

みな食いいるように見てくれているのがよくわかる。
なんてったって一番手だからな……(滝汗)

上映は、観客が拍手する間も空けずに淡々と続けられていった。

みんな力作ばかり!
アニメーションをちゃんと勉強しているのがよくわかる。

そういう中では、「ぼくのおとうさん」はやはり異色だった。

「ぼくのおとうさん」を除けば、
ボクが好印象を持ったのが、「チルリ」「空腹とブレーカー」「flying penguin」の3つ。
他が悪いというのではない。
単にボクの好みってことね。

中に「rein town」という作品があった。
確かこの作品は、YouTubeにアップされてたのを見た記憶があった。
すごいアクセス数だったように覚えていた。

どうもこの映画祭には若いアニメーション作家たちの中でも有名な方々が揃っているみたいだ。

ますます汗が出てくる。

見回したところエントリーされた方々はみな若い。
おっさんなんてボクひとりのようだ。
場違いな空気をひしひしと感じ始めた頃、
上映は終わり休憩時間になった。

むー……

なんで「ぼくのおとうさん」がノミネートされたんだろう……。
思い当たるとしたら唯一一点だった。

こうして並べられると冷静に見て「ぼくのおとうさん」のCGのチープ感は否めない。
撮影をした当時と比べてかなり質が向上して来たとはいえ、
これはセカンドライフというゲームのプラットフォームに依存しているから仕方ない部分である。

つまりいわゆる「アニメーション」としては、
「ぼくのおとうさん」は、やはり幼いのだ。

ではなぜノミネートされたんだろう?

漠然とした予感はあった。

その予感は授賞式で確信となる。

ジブリ美術館賞、スタジオディーン賞、コアミックス賞などが発表され、
若い作家たちが壇上に上がる中、
審査員特別賞の発表になった。

ボクは、グランプリはあり得ない、と思っていたので、
ここで呼ばれなければ「ぼくのおとうさん」の賞はない、と確信していた。

そして、「ぼくのおとうさん」の作品名が呼び上げられた。

予感が確信に変わった瞬間である。

説明によれば、他の審査委員の方々が「ぼくのおとうさん」のエントリーはないと言っていた中、
ひとり「ぼくのおとうさん」にこだわってくれたのは竹熊健太郎氏だったのとこと。

竹熊氏は、審査委員長という方がいないこの映画祭の中心的な人物である。

「作り方が面白い、新しい」というのが選出理由に大きく締めていたらしい。
もうひとつ選出理由として竹熊氏がおっしゃっていたのは、
「長い作品は飛ばしてみてしまうこともあるだが、この作品は飛ばさないでみられたんです」
とのことであった。

なるほど……というか、ある意味してやったり!というか、
ボクが、「ぼくのおとうさん」を企画した当初から狙っていた部分を、
竹熊氏は見事にすくってくれた。

そういう意味では、本当に嬉しかった。

ゲームのプラットフォームを使い、インターネット上で撮影し、
ほとんどのスタッフとはリアルでは顔を会わせず、
アバターでコミュニケーション。
必要作業は各人がオフラインの部分で行い、
それをオンラインに持ち寄って作品に昇華させていくという手法。

もっとも欧米ではこういうことは当たり前に行われているみたいだが、
日本ではやはりまだまだ珍しいのだ。

壇上にあげられ、賞状を受け取り、受賞のコメントを求められた。

4

ボクは、礼を述べた後、
「もしなんか賞をいただけるとしたらこの賞だと思っていました」
と言ったら、審査員の方々からラフな笑いが起こった。
そして、前記の製作方法を改めて説明した後、こう言った。

「ここで喋っても届かないかもしれないですが、
この場を借りて、この作品に参加してくれた
多くの顔も見たことのないスタッフに改めて感謝します。
どうもありがとうございました」

その後、もうひとつの審査員特別賞が呼ばれた。

「空腹とブレーカー」。

この「空腹とブレーカー」という3分ちょっとの作品は、
カバ(?)がご飯を食べようとすると電気のブレーカーが落ちてしまい、
ブレーカーをあげるとまた落ちる、それを繰り返すだけのギャグアニメなんだが、
テンポがとても良くて理屈抜きに面白くて気持ちよかった。

この作品と並んで審査員特別賞をいただけたのはとても光栄なことである。
作者はまだ若い女性クリーエーターだった。

他、審査結果については、こちら第7回吉祥寺アニメーション映画祭をご覧ください。

授賞式終了後は、
恒例となっていると言っていた焼き肉屋での打ち上げに参加させていただき、
とても楽しいひとときを過ごした。

打ち上げ中、審査員の方々に話しかけた。
そこでみな口々におっしゃっていたのは、
「『ぼくのおとうさんはやくざです!』のセリフに掴まった!あのセリフにはやられたよ」とのことだった。
メジャーベースだとなかなか言うことができないセリフだとおっしゃっていた。

そうなの?

あと言われたのは、「他と違ったライブ感がある」ということだった。

そりゃそうだろ、なんてったってパソコンの前で「よーい、ハイっ!」ってやってたんだから(笑)
そんな作り方しているアニメーションなんて、まずないしねwww
もともと実写と同じ感覚で作っていたからね。

でも、「ライブ感」っていうのはやはり見る人が見れば伝わっていくモノなのだなぁと改めて思った。

面白いね。

あとは何故か竹熊氏に出版の現状についてなんて話をずっと聞かされたり……
いや、これはこれでためになったし面白かったよ。

そんなこんなで楽しい夜は更けていったのでありました。

最後になりますが、改めて。

セカンドライフの中で知り合った多くのスタッフのみんな!
ありがとう!!
受賞第一歩としてはますまず上出来だろ?
あなたたちがいなければ「ぼくのおとうさん」はあり得なかったし、
この受賞もあり得ませんでした。
本当に本当にありがとう!!!

あ、そーそー。
竹熊氏に、
「ラストシーンがなぁ……無い物ねだりかもしれないんだけど、
綺麗にまとまりすぎてて、もうひとひねり欲しかったなぁ……
いや、アレはアレでいいんだけどね。
うーん……もうひとひねりなぁ……なんだよなぁ」
と言われた。

ウム。

こりゃ課題だね。

しかし、竹熊氏にそう言わしめたということは、
お話は悪くなかったということに他ならず、
まずはおっけーかな?

「ぼくのおとうさん〜Dear My Father〜」予告編

あ。
受賞作品は、10/16(日) 20:00〜21:30の間で、
武蔵野三鷹ケーブルテレビで放映されるってさ。

ボクは見れないけどね……。
見られる方がいたら見てみてくださーい!!

チャンチャン☀

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コメント

Dear sela

お久しぶりです筋彫り担当Nyaoです(=´Д`=)ゞ

審査員特別賞受賞!
おめでとうございます♪

もぉずいぶん前の事のように感じますが作品は動いていますね~

少しでも携われた身として非常に嬉しく思います。
SL内の上映会にも時間が合わず、なかなか参加できませんが、また何かの機会で参加できたら嬉しいです。

では寒くなりましたので、ご自愛くださいませ(*^-^)

投稿: Nyao | 2011-10-11 09:32

ついに!!!
おめでとうございます(*'∇')/゜・:*【祝】*:・゜\('∇'*)
とても嬉しいです。携われてよかったと思います。

投稿: shiorina | 2011-10-09 22:38

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