2010-08-31

きらきら — 散文詩集(廃刊)『不機嫌な天使』より —

すっかり売れることなく廃刊になってしまったボクの本『不機嫌な天使』。。。トホホ

だけどやっぱり中身は悪くないと自負する。

その中に収めた『きらきら』という詩があって、
ふとそれを思い出したので、載せてみる。

作品に作者が解説を付けるのも野暮な話なんだが、
あえて載せるということで、解説くらいつけなきゃ、
逆に野暮だよな、と思い開き直りちょっと説明させていただく。

この詩は、読めば分かるけど、『命』を謳ったものだ。
実はこの作品は、本の最後に収めてあるのだが、
自分にとってもとても不思議な詩で、
考えて書いたというより、
ふと言葉が湧いて出て来たものなのだ。
まったく何も考えずに書いた詩なのだ。

それがおかしなもので字が綴られた時、意味を成した。

まったく考えずに書いた詩に、自分でも意図しない、まさしく『命』が吹き込まれた。

さてさて解説はこのくらいで。


・*。゛・゜*・*。゛・゜*・*。゛・゜*・*。゛・゜*・*。゛・゜*・*。゛・゜*・*。゛・゜*


・*。゛・゜*・*。『 きらきら 』・*。゛・゜*・*。


命は這いつくばり、

泥まみれになって悲鳴を上げる。

だらしなくよだれを垂らし、

みっともなく汗をかいて、

垢に塗れて、

それでも歩く。

あぁ、ときめきの輝きよ。

この汚物に希望を与えたまえ。

お前は自分を信じているだけでいいのだと、

光を与えたまえ。

この清らかな魂を見守りたまえ。

きみの命を守りたまえ。


・*。゛・゜*・*。゛・゜*・*。゛・゜*・*。゛・゜*・*。゛・゜*・*。゛・゜*・*。゛・゜*


猫バカ日記だけじゃなく、たまにはこんなことも書いとかなきゃなwww

チャンチャン・*。゛・゜*・*。

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2009-02-25

不機嫌な天使☆

実は数年前、ボクは本を自費出版した。

表現の自由に飢えていた。

今日のタイトルは、その本のタイトルでもある。

まー、ここんとこ映画『おくりびと』の助監督をやったということを公言していたら、
今まで静かだったこのブログもおかげさまで賑やかになって来ているので、
この際、恥も外聞も関係なく、便乗して宣伝することにしたw

滝田さん、そのくらいいいですよね?(笑)

ってことで……

『おくりびと』とはまったく関係ありませんが、
『おくりびと』の(助)監督の世界を知りたい方はどうぞ♪(苦笑)

え………


そんなの知りたくないって?

まー、そういわずにw

でも、売れないだろうなw

あははははw


ってことで、興味を持たれた物好きなお方はどうぞw

下のページからGO!!!


不機嫌な天使Book不機嫌な天使


著者:長濱 英高

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2007-07-06

無垢な悪魔と戯れて

訳もなく時々生きることがとても寂しくなり、
死角の闇に怖気を覚えた深夜。

壁から無数の手が伸びて来て、
ボクの首に優しくまとわりつく。

天井に貼り付いた無表情な大きなひとつ目が、
ボクの動きをつぶさに観察している。

冷蔵庫のドアには真っ赤な口紅を塗った唇がくぐもった声で、
いつまでもぶつぶつと呟いていて、
ボクの鼓膜をガサガサと不快な振動で刺激を続ける。

ボクは……

ボクは……

ボクは、それらすべてを感じたくないので、
自らの目に硫酸を浴びせ、
どろどろに溶かした挙げ句、大声で笑った。

耳を切り落とし、血だらけの穴だけになったそこに画鋲を詰め込む。

爪もいらないから、針を刺して一枚一枚丁寧に剥がす。

左手首を口に突っ込み噛みちぎり、
分断されたそれを吐き出し、
遠くへ蹴飛ばす。

メロンの甘い薫りが鼻腔をくすぐるのが鬱陶しくて、
鼻の穴に細い鉄の棒を勢いをつけ、
脳天めがけて、
思い切り刺し貫く。

鏡に映ったボクはとても綺麗でうっとりした。


  


  



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実感の虜

どこにも行き場がなくって

帰る場所なんてはじめから奪われていて

ボクは苛立たしさに小石を蹴って

キミは水たまりに広がった波紋をじっと見つめて

ふと洩らした吐息はボクの心に鋭利な刃をたてて

キミの熱は危うく儚くって

きつく抱き締めるほど実感は失われて


  


  



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2007-07-04

冬の妖精


雲が地面に落ちてきて

お空は真っ青

お陽さまにっこり

いけずの北風

本日お休み

ほっこり

日溜まり

天使が遊ぶ


  


  



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2007-07-01

不条理啖呵

虚実妄想入り乱れ

幻覚困惑とんちんかん

味覚触覚甘酸っぱい

愛に恋だと戯言ばかり

乙女心の複雑よ

寂しがり屋のへそ曲がり

ぶんぶく茶釜で湯を沸かし

疲労困憊青息吐息

行き先知らずのアドバルーン

青いお空にぽっかり浮かぶ

古今東西啖呵バイ

寄ってらっしゃい見てらっしゃい

世にも奇妙でおかしな話

そりゃぁオイラのツラだよと

鏡ながめて涙をほろり

ポロリポロリと嘘ポロリ

回転渦巻き目をまわす

おまけにでんでん虫目をまわす

もひとつおまけに赤とんぼ

季節外れの盆踊り

分かった振りのへ理屈理屈

耳にたこ焼き目から小判

世の不条理は当たり前

御託並べて満悦至極

あらえっさっさぁ

あらえっさっさぁ

持ってけドロボー!

コンチクショー!!


袖を振ったって何にも出やしねーぜ!!!

  


  



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狂い花


咲かせてみたい十月の桜。

妄想に結実する雪化粧のひまわり。

鶯の恋歌に落葉する銀杏。

熱風にけなげな寒椿。

百花繚乱魑魅魍魎。

狂った季節は年中無休。

朱に交われば黒くなる。

あだ花咲かせてぱっと散れ!!

  


  



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2007-06-30

箱男


ちっちゃい ちっちゃい 箱の中

シカクシメンでガンジカラメ

ダケドトッテモ心地イイ


まっくらな まっくらな 箱の中

ジブンノアセでドロドロミドロ

香シキ悪臭にウットリ


こわいよー こわいよー 箱の外

だってボクがイバレルのはコノ箱の中ダケナンダモノ


あったかいの あったかいの 箱の中

だってボクのスガタはダレニモミラレナイから王様でイラレルンダモノ


ダカラ箱カラ出サナイデ

ボクは弱虫ダカラ

オ願イダカラ……

  


  



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バカモノの洗濯

真っ白なTシャツと、

灰色のTシャツと、

真っ黒のTシャツを洗った。

3枚とも物干竿に干した。

風が吹いた。

3枚とも吹き飛ばされそうになった。

ボクは思わず真っ白なTシャツだけつかんだ。

灰色のTシャツと、

真っ黒なTシャツは、

どっかに飛んでいっちゃった。

手元に残ったのは、

真っ白のTシャツだけ。


ずうっと昔のお話。


今では真っ白なTシャツは、

少し黄ばんじゃった。

でも、

大好きなTシャツだからいいんだ。

  


  



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millefeuille


こげ茶や黄色になった落ち葉を集めましょう

優しく優しく壊れないように

何層にもかさねましょう


ときどきカスタードクリームを挟んで

ときどき涙エッセンスをちりばめて

おいしいお菓子を作りましょう


出来上がったら

ゆっくりと

時間をかけて食べましょう


誰にも邪魔にされない場所で


  


  



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